屋根の重ね張りについて
屋根の修繕をするときに「重ね張り」という工法があります。
重ね張りとは、どのような工法なのでしょうか。
今回は、屋根の重ね張りについてご紹介します。
▼屋根の修理方法
屋根が劣化や破損により、修繕が必要になったときの工法は4つあります。
■重ね張り
既存の屋根材を防水シートで覆い、新しい屋根材を上から施工します。
■ふき替え
修繕が必要な状態の屋根をすべて撤去し、新しい屋根を施工します。
■ふき直し
下地を修繕して、元の屋根材を施工します。
■部分修理
部分的な破損やずれを直します。
▼重ね張りのメリット
■工期が短い
既存の屋根材をそのままにして、新しい屋根材を施工するため工期が短く済みます。
■費用が安い
ふき替えに比べて、重ね張りの方が費用が安く済みます。
廃材を撤去するための人件費と、廃材を処分する費用がかからないのが理由です。
▼重ね張りできる屋根材
重ね張りできる既存の屋根材は次のような軽量なものです。
・スレート
・ガルバリウム銅板
・トタン
・アスファルトシングル
・コロニアル
・カラーベスト
▼注意すること
■瓦屋根は施工できない
瓦屋根は、重ね張りの施工はできません。
瓦は質量があるため、重ねて施工することが難しいからです。
■防水シートの耐久性
重ね張りを行うときに、既存の屋根材の上に防水シートを張ります。
防水シートには、耐久性の高い物を選びましょう。
▼まとめ
重ね張りは、既存の屋根材を防水シートで覆い、その上に新しい屋根材を施工する工法です。
ふき替えよりも、工期が短くて費用が抑えられるメリットがありますよ。
株式会社肥後美装では、お客様の要望に対し、最高水準の施工をいたします。